本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

ゆるやかに死へと向かって生きてゆく生まれる前の私に戻る

 ※自殺について書いたすごくネガティブな内容なので、嫌な方は読まないでください。









 1月に3回自殺未遂をした。
 昨年の終わりに「死」がテーマになってるとは知らずに読んでしまった某作品に、私にとってはトラウマになっている事故を思い出すことが書かれていたり、私が抱えている精神疾患を愚弄するかのようなことが書かれていたりしたことがショックで、突然、好きな人の声で「死ね」と命令される幻聴が始まって毎日朝から晩まで続くようになり、死にたくてたまらなくなったのだ。
 私は10年前からうつ病で療養していて、ほとんど自宅にひきこもっているのだけど、たまの外出には電車を使う。幻聴が続く中、電車に乗るというのはとても大変だった。線路に飛び込みたくなるからだ。そして、ついに、フラッと飛び込みそうになった時、「死んじゃダメ!」という母の声がした。これも幻聴なんだけれど、母の声に救われた。2回目と3回目は駅員さんや周りの乗客に止められた。
 1月末に、別のショックなことが起きたのが不幸中の幸いだったのか、幻聴が止まった。その時、冷静になって考えたのは、電車に轢かれて死ぬのは運転手さんや乗客などあまりにも多くの人に迷惑がかかってしまうし、家族にも金銭的に迷惑をかけてしまうだろうということだった。
 また、この時は、私が読んでしまった作品が私にとってこんな酷い作品になったのは不幸な偶然だと思っていたので、いったん、希死念慮を消して落ち着くこともできた。
 
 ところが、2月末に、この作品の作者本人から連絡があり、私を精神的に追い詰める作品になったのは偶然ではなかったのだということに気がついてしまった。そこで、また、死ぬこと以外考えられなくなった。

 でも、死ぬならば、できるだけ、周囲に迷惑をかけない方法を選ばなくてはならない。いろいろな自殺の方法を検討して、たどり着いたのが、餓死だった。
 ただ、普通の餓死では見た目がやつれてしまい、遺体を見た家族のショックも大きいだろうし、私の場合、元の体重が重すぎるから、完全に食事を絶つ断食だと死ぬまで長期間の苦行が続くことになってしまう。断食をするなら必要最小限のカロリーと栄養素を摂って、停滞期になったら普通に食事もして、ストレスなく目標体重まで落としたところで水分補給を絶って衰弱死すればよいと思ったのだ。
 というわけで、2月末から、断食を始めた。断食といっても、ルールは緩く、朝昼晩具のないスープだけは飲む。ノンカフェインの飲み物で水分補給もする。肌荒れなどを防いで最終的には綺麗な遺体になりたいので、マルチビタミンと鉄のサプリは摂る。低血糖防止のために蜂蜜も摂る。腸内環境のためにヨーグルトも摂り、塩分補給のために梅干しもOK……というものなので、空腹感やストレスはぜんぜんない。体重がなかなか落ちない停滞期になったら、脳を騙すために復食期間を作って、お粥から徐々に普通食に戻して好きなものを食べる。そして断食を再開する……の繰り返し。
 2月末から3月末は断食期間22日で、断食開始前より6kg、1月のピーク時より8kg痩せた。衰弱死しやすい体重まで痩せるにはまだまだ時間はかかりそうだけど、このやり方で私は穏やかな死に向かってゆるやかに生きてゆきたいと思っている。
 
 というわけで、このブログには、私が死ぬまでの断食の様子も記録していくので、不快な方は読まないようにしてください。