短歌と私
辛くても泣かないことが大人ならネバーランドにひきこもりたい
これは、私が短歌を詠み始めたばかりの頃にできた初めて自分で納得できるレベルだなと思えた歌です。
私が短歌を詠もうと思ったきっかけは、Twitterで鈴掛真さんという歌人の短歌が流れてきたのを見て感動したことでした。
短歌には国語の授業でも触れてきたはずなんだけど、俵万智さんくらいしか歌人も知らなくて、自分で短歌を詠みたいなんて思ったことは一度もなかったのに、鈴掛さんの恋のお歌を詠んだら自分でも詠みたくなってしまって。
その頃、回文もバリバリ作っていた私は、回文短歌を作るのが苦手で、ひょっとしたら、普通の短歌の素養がぜんぜんないから回文短歌もできないのかもしれないと思って、短歌に慣れてみようと考えたのです。
当時、まだガラパゴス携帯電話を使っていた私は、自己流の短歌をTwitterでつぶやくようになったのですが、これを回文クラスタの女の子が褒めてくれるようになって。また、当時だんだん気になり始めていた男性と一緒に食事をする機会があった時に、彼が私に『食器と食パンとペン』について教えてくれたこともあったりして、嬉しくなって、2016年の年末にスマートフォンに機種変更したのを記念して、ネット歌会のうたの日に投稿を始めるようになったのです。
うたの日にはその日から毎日欠かさず短歌を投稿し、好きなお歌にだけコメントをするというスタイルでお世話になっています。
冒頭で紹介した短歌は、Twitterで憧れの鈴掛真さんに見ていただいたのですが、短歌を始めて間もない私にも鈴掛さんはとても優しく丁寧に評をくださって、その後、
「これからもずっと短歌を続けてくださいね」
と激励してくださったのです。
その言葉を胸に、私も、鈴掛さんのように、難しい言葉を一切使わずに、短歌に興味のない人の心まで動かすことができるような短歌を詠めるようになりたいと日々もがいています。
このブログでは、そんな私の短歌も紹介していけたらなあと思っています。