本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

三鷹で晩ごはん

 神楽坂の帰りに飯田橋からなら総武線で1本だから、今夜は三鷹でごはんを食べて帰ろうと決めて寄ったのが、三鷹駅の南口から徒歩ですぐのところにある、こちら。
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宮崎地鶏料理の専門店・車の三鷹店さん。
 私は20代の時に銀座三越で働いていたことがあるのだけど、その時に出会ったのが車の銀座の店舗だった。宮崎出身の私が時々無性に食べたくなるのが宮崎地鶏やチキン南蛮なんだけれど、車のお料理は何を食べても本当に美味しくて、東京にいながら宮崎に帰省したような気分になる。
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 まず、頼んだのはソフトドリンクから日向夏スカッシュ。ドリンクメニューでも宮崎の味が楽しめるのは嬉しい。お通しは玉子豆腐のそぼろあんかけとのこと。中にきのこが入っていて、トロトロ食感とシャキシャキ食感の両方が楽しめた。
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 以前から気になっていたけど前回は売り切れで食べられなかった鶏とアボカドのわさび醤油。宮崎は地鶏をお刺身やたたきなどレアな状態で食べる食文化のある県なんだけれど、自宅で作るのは衛生的に怖いし、専門店だからこそ食べられる料理だと思っている。レアな鶏肉とアボカドの相性は最高だった。
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 ももトロ炙りの小サイズ。これも、新鮮な地鶏を表面だけ炙って、中はレアな状態。薬味と一緒にぽん酢でさっぱりといただく。
 ……と、ここまで食べたところで店長の吉岡さんから、
「今、鶏を捌いたところなので、よかったら召し上がってください」
と、サービスしていただいた一皿がこちら。
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地鶏の肩ロースを炭火で焼いて塩でシンプルに味つけしたものだという。これが、皮がパリッパリで噛めば噛むほど旨味がジュワッと口の中に広がって、すごく美味だった。宮崎地鶏、すごい!
 そして、吉岡さんのイントネーションが宮崎弁なので、宮崎の方なのかと伺ったら、宮崎出身だという。私もなんですと伝えて話が弾んだ。
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 そして、チキン南蛮の小サイズ。車のチキン南蛮は、タルタルソースのマヨネーズまで手作りとのこと。東京のチキン南蛮は、宮崎でチキン南蛮を食べたことがない人が作っているせいか、チキン南蛮とは呼べない鶏肉料理になってるものが多いんだけど、車のチキン南蛮は、見た目も味も食感も宮崎県人がこよなく愛する本物のチキン南蛮なので安心する。
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 そして、〆に頼んだのは地頭鶏の親子丼。炭火で焼いた最高級の宮崎地鶏・地頭鶏が主役の贅沢な親子丼である。鶏肉を引き立たせる甘めで優しい味。
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 デザートは別腹なので、最後に本日のブリュレを。表面がパリパリで中はトロトロ、卵が濃厚で、とても美味しい。ごはんを食べてなければ、このブリュレだけをバケツ1杯くらい食べられそうなくらい好きな味。そう、車は、お料理だけでなく、デザートまで本格的なのである。
 ひとり飲みなので、合計4210円と少し割高ではあるけれど、こんなに美味しい宮崎料理が飛行機に乗らなくても食べられることを思うとまたぜひ行きたいと思うし、大切な人に紹介したいと思うとっておきの飲食店のひとつなのである。