本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日・お題「純」

純白の羽根じゃないからウエディングドレスはアイボリーに決めてる

 

 

 私が高校生の時の保健の授業で、石黒先生という女性の保健体育の先生が、ふと

「どうしてウエディングドレスは白いか知ってる?」

と質問された。私たちは誰も答えられなかった。先生は、

「あの白にはね、私を貴方の色で染めてくださいという意味があるの。バージンロードの赤も処女の血の色なのよ。みんなも、結婚したいと思えるほど好きな人に処女を捧げなさい」

とおっしゃった。実に、女子校らしい教育である。

 でも、この石黒先生の恋愛観、結婚観は、私の母の考え方ともすごく似ていて、私もかなり影響を受けているなと思う。

 残念ながら、私が振られて結婚に至らなかったけど、5年間お付き合いしていた恋人とは結婚したいと思っていて、彼の仕事が転勤が多いことを考えて、結婚後も病院があるところならどこでも続けられると思って医療事務の職業訓練を受けていたくらい真剣な恋愛だった。

 ただ、この歌と決定的に違うのは、私は、愛する人と一緒にいられること以外は望んでなくて、結婚指輪も花嫁衣装も結婚式も要らないと思っていること。たった一度の結婚式にお金をかけるより、毎日美味しいものを食べたり、たまにはお互いの両親も連れて旅行に行ったりしたいと思うから。残念ながら(本日2度目)相手が見つからないんだけど。