本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日・お題「嬉」

君の傘の裏地と私のスカートがチェックで雨も大好きになる

 

 以前、1日1首詠んでる自由詠で、

 

裏地まで素敵な傘をさす君が私を選ぶはずはなかった

 

という歌を詠んだのだが、その歌と同じ雨の日のことを違う角度で詠んでみたのが今日の歌である。

 私の好きな人は、本人はぜんぜんファッションに関心がないと言っているけど、とてもセンスのいい人で、いつも、自分によく似合う服や小物を身につけている。ユニクロの服もよく着てるらしいのだけど、彼が着るとユニクロユニクロに見えなくて、とても品があって爽やかなのである。

 たまたま、雨の日に遊んだ時に、彼のさしてる黒い無地の傘の裏地がチェック柄で、この人はこんなところまでお洒落なのだなあと感動したことがあった。本人にも伝えたが、本人はお洒落だという自覚が全くないところにキュンとした。