ウナパン回文・お題「腕」
今回のお題は、腕と書いて読みは自由だった。難しいけど、この、読みが自由のお題は作品の幅が広がりやすいので好き。
まずは、不採用だった回文。
試合いつも真剣。脇、攻めた。掴む1位、チーム勝つため。隻腕剣士持つ、いい足。
しあいいつもしんけんわきせめたつかむいちいちいむかつためせきわんけんしもついいあし
「夜、猫と温和な彼、逢いたかった!酔いしれ、腕の中なので、嬉しいよ!」
(勃つ固いアレ、敵わん……)
男、寝るよ。
よるねことおんわなかれあいたかつたよいしれうでのなかなのでうれしいよたつかたいあれかなわんおとこねるよ
無垢でウブでいい!若く可愛いデブ、腕組む。
むくでうぶでいいわかくかわいいでぶうでくむ
「いざ!腕自慢!!」
「じいさん、関西人?マジで、ウザい……」
いざうでじまんじいさんかんさいじんまじでうざい
採用していただいたのはこちら。
嘘みたい 崖で腕怪我 痛みそう
うそみたいがけでうでけがいたみそう
回文短歌は難しくて、意味不明なものばかりできてしまいがちだけど、回文川柳は初心者でも意味の通ったものを作りやすいので、シンプルで意味の通った回文を作りたいと思う人は回文川柳の形にすることを意識してみるといいかもしれない。ただ、短いうえに、回文だから半分は自分が考えた言葉じゃないということもあるし、内容は非常に他人と被りやすいので、ネット上だけでも検索して既出じゃないか調べた方がいいとは思う。