本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

気づいたこと

 さっき、自由詠を詠んで過去を思い出していたら気づいたんだけれど、私は、何より、その道のプロでもないのに偉そうに上から目線で批判する素人が大嫌いなのだなということがわかった。

 歌会に参加してても、とても丁寧にその歌のいいところを見つけて優しい素敵な評をしてくれる人も何人もいるけれど、残念ながら、歌や評の粗探しばかりする人も中にはいて、そういう人とは根本的に合わないのだ。でも、そういう意地の悪い批評をするのが伝統的な歌会であるというのであれば、やはり、私は結社などの歌会には向いていないのだと思う。

 仕事が決まったら、結社の歌会もいくつか見学させていただこうとは思っているけれど、最近、NHK短歌の第3週の選者の松村由利子先生の評や解説がとても素敵だなと思っていて、彼女と同じ結社の貝澤駿一さんの評も歌会のたびに感心するので、かりんは素晴らしい結社なのではないだろうかという気がしている。N短のテキストで読んだ馬場あき子さんの若者へのご指導も、とても感慨深かった。

 尊敬できる人たちがたくさんいそうな結社で学ばせていただきたいという思いは頭の片隅には常にある。人生で師匠と呼んで尊敬できる人との出会いはそう何度もあることではないから、私の歌も良い方向に伸びる可能性があるのだとしたら、育ててもらいたいのだ。今の私の歌はまだドーナツの穴の大きさがぜんぜん安定してないから。