本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日・お題「留守」

よそゆきの声の私は偽者だ 繋がると切る留守番電話

 

 私は留守番電話が苦手で、留守番電話に繋がると本人が出てくれるまで何度もかけ直す。メッセージを録音する時はどうしても緊張して、自分の声が自分じゃないみたいなのが嫌なのだ。

 留守番電話というと、まだ留守番電話が発売されたばかりの時期にいち早く留守番電話を買われた向田邦子さんが書いてらした黒柳徹子さんのエピソードが面白い。なんと、徹子さん、留守番電話相手に、9回も連続で話されたというのだ。このエピソードは、ドラマにもなってたのでご存じの方も多いと思うけれど、徹子さんって、喋る仕事をするために生まれてきた方なんだなあと改めて思った。