本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日・お題「栓」

つい毛穴パックについた角栓を夢中で見てた 遅れてごめん

 

 私、電車の人身事故とかよほどのことがない限り、待ち合わせには早く着きすぎることが多いので、これは半分は実体験ではないのだけど、毛穴パックについた角栓をじっと眺めるのは好きである。

 ヴァーナルのコールセンターで働いていたことのある母曰く、毛穴パックはすごく肌に負担をかけるし毛穴が広がるのでできれば使わない方がいいらしいのだけど、私は、学生に間違えられるくらい肌がピチピチしているので、鏡を見ていると、どうしても小鼻の黒ずみだけが浮いて見えることがあり、そんな時は、やはり、毛穴パックに頼ってしまうのだ。

 こんなに毛穴が詰まってたのか!と毎回びっくりするくらい、産毛や角栓がごっそりくっついて取れる。すぐに捨ててしまう人もいるだろうが、私はしばらく毛穴パックを凝視してしまう。

 でも、やはり、これだけ強力に角栓を引っ張る毛穴パックは肌には負担だというのは頷けるので、私が毛穴パックをするのは、好きな人と逢う予定日の前日だけだ。

 好きな人と最後に逢えたのは去年の秋だから、もう、半年以上毛穴パックは使っていない。