本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

絶対に短歌貧乏にはならぬ一枚五円のコピー機探す

 

 今日、ダイソーにある1枚5円のコピー機で無事に現代短歌社賞の応募原稿46枚と別紙に書いたプロフィール2枚をコピーしてきた。240円の節約ができた。

 私が短歌賞などの公募に短歌を送る時は、まず、どんな副賞なのかをよく見る。例えば、その賞の授賞式に参加するために旅費で赤字になるような賞には応募しないし、投稿料を取るのに賞品が賞状やトロフィーだけという場合も応募しない。賞に出す歌を一生懸命に考えて、名誉だけをもらっても仕方ないと思うからだ。

 どの文化芸術にもいえることだと思うのだが、優秀な人材を育てようと思ったら、ある程度のお金をかけてあげなければいけないのではないか。どうも、短歌の世界は、お金のことを口にすると卑しいと思う人たちがいるらしくそんな話にならないけれども、賞をあげますから自腹で授賞式に来てくださいねというやり方じゃ、短歌は、経済的に余裕のある人たちだけの趣味のままだと思う。

 私が聞いた話だと、いろいろな短歌賞がある中で、授賞式への旅費や宿泊代や飲食代まで主催者が負担してくれるのは、宮崎の若山牧水青春短歌大賞だけだったということだが、これを聞いた時、私は、宮崎県の延岡市というところは、本気で一流の歌人をこの賞から輩出しようと思っているのだなと、宮崎出身であることが誇らしくなったと同時に、他の短歌賞の主催者ももっと頑張ってほしいと思った。

 短歌貧乏にはならないと決めている私は、歌集の買い方も工夫していて、auのスマートパスを最大限に利用している。毎週日曜日は、ブックパスの電子書籍に使えるコイン540円分が抽選で当たるんだけれど、私は今までけっこうこのコインを当てていて、7冊の歌集を手に入れた。今日は大口玲子さんの『トリサンナイタ』を入手できた。

 私と短歌との関わり方はこんな感じだから、短歌にうんとお金をかけられる人たちに比べたら成長も遅いのかもしれないけど、でも、できる範囲で、生活を圧迫することなく、趣味として楽しんでいけたらなと思う。