本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

つい床を「はわく」と言ってしまいます銀座で働いている今も

 

 今日のうたの日の「掃」のお部屋に出そうと思っていたもうひとつの歌。

 私は演劇も放送もやってたから、宮崎弁が抜けるのはわりと早い方で、今まで初対面の人に出身地を当てられたことがないくらいまあまあ標準語を話せてる方なのだけど、宮崎出身者が方言だと気づかずに標準語だと思っている言葉っていうのがいくつかあって、そのひとつが「はわく」だと思う。これは標準語だと「掃く」なのだ。

 私は上京して22年目になるというのに、「掃く」と言葉に出しても脳内では「はわく」と変換されてしまう。

 銀座で働いていたこともある。といっても、銀座三越の地下の食料品フロアにあるとんかつ屋まい泉で接客と調理をする仕事だったから、朝から晩まですっぴんで汗だくで髪の毛にも肌にも厨房の油の臭いが染み付いて、たまに有名人の接客をしたり超セレブの接客をしてる時以外は、銀座感ゼロだったけれど。