本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

牛乳でレバーを血抜きする私 罪深くても生かされている

 

 あまりに貧血が酷いので、今日は鶏レバーと小松菜を炒めて食べようと思い、レバーの血抜きをしながら浮かんだ歌。

 人間というのは、動物や鳥や魚介類や野菜や穀物など多くの命に生かされていることを忘れてはいけないなあと思うのだけど、レバーの血抜きっていう作業は、生臭さを取るために必要なこととはいえ、なんとも残酷だなあとも思う。もう、レバーには魂は宿ってないのはわかっていても。

 そして、今日7月8日は妹の命日で。『あみもの』の第六号に掲載していただいた「さっちゃん」という連作は、妹が生まれた1983年6月20日から妹が死んだ1984年7月8日とお通夜とお葬式のことを詠んだものなのだけど、私は6歳のあの日からずっと罪を背負って生きている。

 もしも、タイムマシーンがあったなら、未来にはゆけなくていい。34年前の7月8日にゆきたい。