本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日・お題「喉」

喉を刺す小骨になってしまいたい ただのいい人ではいたくない

 

 この歌は、同じ内容を表現するために何度も何度も推敲して、他の人の短歌の一部盗作になってしまわないように苦心した。

 私はうたの日の歌はわりとすぐできてしまう方だけれど、お題から自分の過去の経験を振り返ったり、自分の現在の感情のままに、普段使い慣れている無理のない言葉で詠んで、とりあえず投稿する。投稿したら、類想がないか細かくチェックして、ここは被りすぎてるなと思うところを直したり、3語以上名詞や動詞が上の句か下の句で被ってしまっているものについては最初から作り直す。

 私の歌でいちばん大切にしてるのは、主体が私の場合や私の大切な人たちが歌に登場する場合は自分の気持ちに正直な等身大の歌を詠むこと。それが喜怒哀楽どの感情であっても、作り物の感情は詠まないということなので、推敲する場合も歌意を大きく変更することはほとんどない。

 この歌も、好きな人への気持ちをそのまま詠んだだけの歌である。