本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

まだ訊いてなかったけれど振ったのは生産性がないからですか

 

 最近問題になった自民党議員の差別的な発言だけれど、 LGBTだけではなくて、身体に障害のある人たちや精神疾患の人たちに対しても同じように考えている人たちがいるよなあ……と、他人事だとは思えなかった。

 私は、うつ病歴10年で、通院以外の外出ができずにひきこもっていた期間が6年あるんだけれど、それを知る私の好きな人が、「ひきこもる人は死刑」という趣旨の作品を書いているのを知らずに読んでしまい、それだけが原因ではなく他の作品にもショックを受けたんだけど、彼の声で四六時中「死ね」と聴こえてくる幻聴に悩まされ、死にたくなって、3回自殺未遂をしたのが今年1月のこと。

 彼には私を振った理由を訊いたことはなかったけれど、容姿が好みではないとか、頭が悪いとかも理由なんだろうけれど、いちばんの理由は私の病気だったのだなということに気づいて、無力感でいっぱいになった。好きでこんな病気になったわけではないのに、間接的に死刑だと言われなければいけないほど彼は私を毛嫌いしていたのだな……と悲しくなった。

 でも、彼の唯一の欠点は私を嫌っていることなので、私の彼に対する気持ちはまったく変わらなかったのだけど。彼はとても素敵な人だから、彼に相応しい女性がいくらでもいると思うし、最初から自分を好きになってくれるなんて夢にも思っていなかったから。

 だけど、病気のことを非難されるのは傷つく。それが直接ではなく作品を通して言われたことであっても。