本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

ラジオではピノキオという名前です座右の銘は「嘘も方便」

 

 私のラジオネームと一部のSNSで名乗ってたハンドルネームがピノキオなのだが、童話の『ピノキオ』も好きだし、中学校の時に初めて演劇部で演ったお芝居が『24時間のピノキオ』というタイトルで、私は、ピノキオに生命を授けて人間の男の子にし、最後にはピノキオを木に戻す神様の役だったのだけど、自分が何か表現をする時の原点になってるなと思うのがこのお芝居で、当時の気持ちを忘れないようにしたいと思って、ピノキオと名乗るようになった。

 嘘をつくと鼻が伸びるピノキオにどうしようもなく惹かれるのは、父に

「嘘をつくことだけは絶対にいけない」

と厳しく育てられた反動もあると思うし、父の意見には一部賛成で、自分を守るための嘘はついてはいけないと思うけど、嘘をつくことによって大切な人を幸せにできるのなら、嘘をついたっていいというのが私の考えだ。

 

 ピノキオといえば、以前、手賀沼ジュンさんが番組の中で私のラジオネームで作詞作曲した曲をギターで弾き語りしてくださったことがあって、とてもとてもいい曲で思わず泣いてしまったことがあった。音源は前のガラケー本体にラジオを録音してあるだけだから聴かせられなくて残念なのだけど、歌詞を書き起こしたものがこちらである。


 「ピノキオ」

作詞作曲:手賀沼ジュン

嘘をつくんだよ
嘘をつくんだよ
君を楽しませたくて 
僕は今日も
シネマみたいな
ワクテカな嘘をつく

嘘をつくんだよ
嘘をつくんだよ
君を泣かせない
そのために僕は
毛布みたいな
柔らかな嘘をつく

僕の鼻は伸びてくよ
鼻高々だよ
僕の鼻は伸びてくよ
ハリソン・フォードみたくカッコ良くなるよ

ピノキオ
楽しい嘘をつこう
優しい嘘をつこう
ピノキオ
世界をときめかせる
ドデカイ嘘をつこう


嘘をつくんだよ
嘘をつくんだよ
君をビックリさせたくて
僕は今日も
花火みたいに
ドカンと嘘をつく

嘘をつくんだよ
嘘をつくんだよ
君を安心させるために
僕は今日も
ココアみたいな
まろやかな嘘をつく

僕の舌は引っこ抜かれる
苦いもの食べてももう大丈夫だよ
僕の舌は引っこ抜かれる
口内炎が痛かったからちょうどいいや

閻魔様
もう少し嘘つかせて
もうちょっとだけ嘘を
閻魔様
宇宙に虹を架ける
奇跡的な嘘つくから


ピノキオ
楽しい嘘をつこう
優しい嘘をつこう
ピノキオ
世界をときめかせる
ドデカイ嘘をつこう

 

 ジュンさん、いつかこれをCDに収録してくれたらいいのになあと思うくらい、とても素敵な曲であった。もう3年前のことだけど、私の宝物である。