本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

創価学会と私 12

 創価学会の女子部や女子学生部では、あまり、恋愛を良いこととして捉えられていない雰囲気がある。

 よく言われるのが

「恋愛をしてもいいけど、自分を成長させてくれる恋愛をしなさい」

というもので、これは、例えば、学会活動よりもデートを優先させたりするようになると

「今、福運を積まないでどうするの!そんな彼とは別れた方が貴女のためよ」

というような怖い指導をする幹部に悪用されてる学会指導のひとつだと私は考えている。

 宮崎にいた時に創価大学出身の女子部の幹部に聴いて怖いなあと思ったのが、

創価大学の女子学生は100人の男性にプロポーズされるような女性にならなくてはいけないよ」

というのと

創価大学の女子学生はつまらない日本の男なんか相手にしてはいけないよ」

という創立者の指導で、その幹部は、それを純粋に信じて、

「私はまだまだ結婚できないわ」

と、バリバリ学会活動に励んでいて、まあ、本人はそれで幸せそうだからいいんだけど、私は、本当に好きな人と出逢ったら結婚もしたいし、子供も産みたいし、絶対、この幹部のように信仰に身を捧げるような人生は送りたくない!と思っていた。

 他にも、

「結婚が女性の幸せだとは限らない」

という指導に縛られて結婚適齢期を過ぎてしまっている女子部も多いし、今はどうなのかわからないけど、創価学園には、恋愛禁止の校則まであったらしく、密かに付き合っていたカップルの子たちは心を痛めていたそうだ。

 

 私は、23歳の時に出逢った人と恋におちて24歳からお付き合いを始めた。彼は、私が創価学会員で創価大学の学生だったことを知っても、私を好きでいてくれた。

 私は、そんな彼をできるだけ大切にしたかったから、彼のお仕事のお休みに合わせてシフトを組んで休みを合わせてたし、彼とのデートは何よりも優先すべきことだった。

 信仰は、自分にとって必要だと思った時にいつでもできるし、「南無妙法蓮華経」と題目三唱するだけでも功徳があるのなら、今しかできない恋愛の時間を犠牲にしてまで学会活動をすることが自分のためになるとは思えなかったのだ。

 だから、私は、仕事の時はとにかく一生懸命働き、恋人と過ごせる時間を大切にした。そして、子供の頃からの習慣である朝晩の祈りは欠かさないけれど、女子部の活動からは遠ざかっていった。