本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

今やっと気持ちがわかるあなただけ送別会に呼ばない人の

 

 以前、会社の送別会に自分だけが呼ばれていなかったことを知って傷ついていると言った人がいた。それを知った時は、私は、この人、なんて酷い会社にいるんだろう、転職すればいいのに、なんて思っていた。

 でも、後に、自分が、その人に私の知らないところでも知ってるところでも次々と酷いことをされて、わかった気がした。本人は悪気がなくて全く反省していないけど、きっと、この人は、職場でもたくさんの人に嫌われるようなことをしてしまっているのかもしれない、と。だからといって、ひとりだけを除け者にするのはいけないことなのだけど、自分が理不尽な目に遭って、この人は怖い人だと思ったし、以前と同じようにこの人と仲良くするのは無理だと思ったから、この人の会社の人たちを一方的に悪役にしてしまうことはできないなと思った。

 何か人間関係に問題が起きているのを見たとき、片方の言い分だけを聞いて鵜呑みにするのは危険だなという勉強をさせてもらったのかもしれない。