本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日・お題「オフ」

二時間も悩んだ末に運命の出会いがなくて去るブックオフ

 先日、西荻窪の喫茶凸で開催した食事会の時には、去年に続いて、それぞれ、ブックオフなどで買った文庫本を1冊持ち寄って、それに私が1冊ずつ全部違う紙のブックカバー(折り紙2枚をマスキングテープで繋ぐだけで文庫本用のカバーができる)をかけてどの本かわからなくして、みんなで本の交換をするという企画をやった。
 他の人にプレゼントする本だから、特に、いつもより時間をかけて選んだんだけど、1回目はこれ!っていう本が近くのブックオフで見つからなくて、2回行ったのだった。
 私は、喫茶凸の店主のあかさんにも本をプレゼントしたかったから、2冊選んだんだけど、たまたま、あかさんには私が選んだ『食堂かたつむり』が行った。映画好きのあかさんは、この映画版を観たことがあるというのもちょうどよかった。
 もう1冊は、大好きなポール・ギャリコの『雪のひとひら』を。
 この日、ポー歌というボードゲームをやったので、その時にできた短歌でこれだ!っていうのがあったら、縦長の猫のイラストのカードに記入してもらって、栞にして本に挟んで渡したんだけど、なかなかいい記念になったんじゃないかと思う。
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これが、私に来た本。荻原浩『ハードボイルド・エッグ』というのが中身。ブックカバーは、ダイソーで買った布っぽい見た目の折り紙で作った。栞の短歌は、ポー歌を教えてくださった高橋由房さん作だったと思う。
 この本の交換、あまりお金もかからないわりにすごく楽しいし、自分だったら選ばないだろうなと思う本が来たりもするので世界が広がるし、その本を贈ってくれた人に少しだけ近づけるような気がするので、お勧めである。