本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日・お題「猫」

学校じゃいつも透明人間の私のそばを離れない猫

 小中学校の時、女子の集団から陰湿ないじめを受けていた私には、教室には居場所はなかった。いつも、休み時間は放送室か図書室か保健室かのどこかにいた。
 友達と呼べる人はほとんどいなかった私だけど、動物、特に、猫には好かれた。
 我が家は借家で猫は飼えないにもかかわらず、家の周りには野良猫の家族が常に住んでいて、私はいつも猫たちと遊んでいた。
 猫というのは、たぶん、心の弱っている人がわかるのだと思う。すごく気まぐれな動物なのに、こちらが辛いときほど寄ってきて、癒してくれてる気がするのだ。
 今は、ひとり暮らしだから、猫は飼わないと決めている。猫が好きだからこそ、飼わない。それは、よほどのことがない限り猫の方が人間より早く死んでしまうからで、私は、それに耐えて乗り越えてゆくことができないだろうと思うからだ。
 
 それにしても、私、次席の歌がかなりあるなあ。そのうち、次席率を計算してみよう。