うたの日・お題「敵」
初めてのシーシャを吸ってみたけれど君が素敵で忘れられない
そういえば、NHK全国短歌大会を観に行った日、渋谷でネパール料理を食べた後、シーシャを吸いにゆこうと誘われてシーシャデビューをしてきた。
私は健康オタクとまではいかないけれど、健康には気をつけている方だから、水タバコという軽い感じのする名称のシーシャだけど、普段なら、吸ってみようなんて思わなかったと思う。
だけど、その夜は、ネパールの地酒で乾杯しながら、お友達のあまりにも哀しい恋の話を聴いて、今夜の彼女をひとりにすることはできないと思ったのと、私も、自分の辛い恋を少しでも忘れることができたらと思って、ゆくことを決めた。
彼女は、初めての私にフレーバーを選ばせてくれて、爽やかそうなグレープフルーツにした。
思ってたよりもぜんぜん吸いやすかったけど、たぶん、私がシーシャにハマることはないなと思ったし、お酒をどれだけたくさん飲もうと、シーシャを吸おうと、哀しみからは逃れられないのだとわかって、途方に暮れそうだった。