今日の自由詠
徒歩でゆくイオンを「私の庭」と呼ぶ母の心で暮らすパレアナ
私の母は超がつくポジティブ思考で、どんな時も毎日の生活の中に喜びを見出だせる人である。
子供の頃に読んだ児童文学は村岡花子さんが訳されたものが多かったのだけど、その中のひとつエレナ・ポーターの『少女パレアナ』。パレアナは孤児で、とても気難しい叔母に預けられるんだけど、いつも、喜びを探すゲームをして明るく生きようとする女の子である。そんなパレアナは、どんどん周囲の人に良い影響を与え、頑なだった叔母の心も開いてゆく。
いつも、私は、母とパレアナの姿が重なるのだ。
そんな母は、最近、土日だけこの歌に出てくる近所のイオンの中にある飲食店で皿洗いのバイトを始めた。平日は簿記とパソコンの職業訓練を受けながらなので、休まなくて大丈夫かなのは気になるが、電話の声はいつも元気で楽しそうである。