本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

題詠「ぬんめり」

灰になるのを見届ける ぬんめりとした感情と卒業写真

 

 昨夜、クロスタンカのツイキャスを聴いていたら、ひざみろさんが突如「題詠 ぬんめり」と言い出し、即詠大会が始まっていたんだけど、オノマトペを使うのが苦手な私は何も浮かばなくて、皆さんの詠むお歌をすごいなあと思いながらコメント欄を読んでいた。

 今日は自由詠をいくつか詠んでいたんだけど、ふと、これは、ぬんめりなんじゃないかというイメージが湧いて、できたのがこの歌。

 私は高校の卒業アルバムは買わなかったし、5年間お付き合いした恋人とも1枚しかツーショットを撮らなかったくらい写真が嫌いで、両親が生きてるうちは無理だけど、自分の写真はすべて焼却したいくらい好きじゃない。それは、写真を見ていると、その年に経験した嫌な記憶が浮かんでくるからじゃないかと思っているのだけど。

 最近撮った写真も証明写真くらいのものだ。でも、さすがに、私が死んだ後に遺影がないと両親や弟が困るかもしれないし、15kg以上痩せたことだし、近々、写真を撮ってもらいにゆこうと思う。