本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日・お題「自由詠」

降りしきる桜の雨に打たれてもヒロインになることはできない

 今日の八王子は雨どころか雪まで降った。
 この時期の雨は、せっかく満開になった桜を一気に散らしてしまうから、すごくせつない気持ちになる。
 最初は四月の雨にしてたのだけど、私の好きな松たか子ちゃんの曲に「桜の雨、いつか」という名曲があって。この曲は、ラブソングにも聴こえるけれど、亡くなった大切な人を想ってる歌詞なのではないか?と思っていたら、やはり、松たか子ちゃんのおばあさまが亡くなられた時の想いを歌詞にしたらしいと知って納得した。
 哀しい時に、悲劇のヒロインになっても絵になるのは松たか子ちゃんのような美しい人だけであって、私のような女が雨に打たれて泣いていても、ただの頭のおかしな人だと思われるだけである。何度か経験はあるけれど。
 もちろん、今日はちゃんと傘をさして帰宅した。明日も仕事だから。