本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

大切な人の幸せだけ祈りカードを書いてラッピングする

 

 私は、大切な人にプレゼントをするのが好きである。あまり高価なものは買えないんだけど、素敵だと思うものがあれば、誕生日などの記念日に関係なく小さなプレゼントをする。

 ダイソーで私がいちばん利用してるのはラッピング用品コーナーだし、300円ショップのミカヅキモモコでいちばんよく買うのがメッセージカードやポストカードだったりする。文房具屋でも必ずメッセージカードのコーナーは買わなくても見る。

 日常生活であまり幸せを感じる瞬間のない私でも、大切な人を想ってプレゼントやカードやラッピング用品を選んで渡すまでの時間はすごく楽しいし、大袈裟かもしれないけれど、生きてる実感が湧いてくるのだ。

 これは、我が家の血筋でもあるかもしれないけれど、母が大家族だったから、よくみんなで集まって、家庭料理だけどごちそうを囲んで、ささやかなプレゼントを贈り合うのが恒例だった。プレゼントには手紙やカードを添えるものだというのも子供の頃から当たり前のことだった。

 だから、私が小さなプレゼントをすることについて気配りだと言ってくれる人がいることはありがたいことではあるんだけど、違和感がある。私にとって、大切な人にプレゼントをするという行為は子供の頃からの習慣のようなもので、私自身が楽しんでやってることだからだ。

 あと、最近は、死にたいという願望が強いんだけど、この日にこの人をお祝いする約束があると思うと、その日までは生きなければならないと思ってなんとか頑張れるから、大切な人のためだと思ってやってることが結局自分自身のためにもなっているなあと感じる。