本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の自由詠

平成も令和もずっとその先も愛を止めずに凛と生き抜く どんなに愛する人に傷つけられたとしても、もう二度と誰も好きにならないなんて思わないようにしたい。 誰かを大切に愛おしいと思えること以上の幸せはないから。 今は、私を大切にしてくれる人たちのこ…

うたの日・お題「平成」

今せまいさなぎを脱いで飛び立とう さよなら平成、大好きな人 平成最後のうたの日にふさわしいお題だった。 昨日の出来事で、三年間の片想いを終わりにしようと思ったことを話したら、私の恋をずっと見守ってくれていた人がすごく喜んでくれて、平成から令和…

今日の自由詠

全身が青い血になりそうなほど残念な人だったと気付く たぶんだけど、私の好きな人が、私ひとりを避けるためだけに、行くと出演者に約束して予約していたイベントのチケットを直前になってキャンセルしたみたいなんだけど、馬鹿じゃないのかと思う。 仮に、…

うたの日・お題『「だ」で終わる歌』

ゴミ屋敷一歩手前の暮らしでも忘れられない恋もあるのだ 私の人生の課題のひとつが、うつ病になって、片付けや整理整頓や掃除ができなくなってしまったこの状況をどうにかして抜け出さなくてはならないということだ。 生ゴミとか食べかけのものを放置したり…

今日の自由詠

負けられぬ戦いがありいつもなら避ける真っ赤な口紅を買う 今まで、赤い口紅を買った経験はなかったんだけど、今日初めて赤い口紅を選んだ。 というのも、負けられぬ戦いがあるというわけではなく、最近買った赤い靴を履く時には、口紅もオレンジやピンクよ…

うたの日・お題「ごめんなさい」

「申し訳ございません」で稼げても「ごめんなさい」は上手く言えない 仕事柄、クレーム対応をする場面もけっこう多かったので、「申し訳ございません」は言い慣れているし、大人になってからは、「ごめんなさい」よりも「申し訳ございません」の方をたくさん…

今日の自由詠

めんつゆのようにビシッと決まってる私の味を求め続ける めんつゆを使って料理をしたことのある人ならおわかりだと思うけど、めんつゆで味つけした和食って、なんでもめんつゆ味になる。それは、新鮮味はないのかもしれないけど、いつでも安定したビシッと決…

うたの日・お題「勝」

勝ち負けにこだわらないで生きてゆくどんな自分も愛せるように 他人に勝つことよりも大切なのは昨日の自分に負けないことだと習ったのは小学生の頃だっただろうか。確か、創価学会の池田大作名誉会長夫人の言葉だった気がするんだけど、同じようなことを石原…

今日の自由詠

邪魔ですか受信拒否までするなんて「冗談です」と言ってください 今日のうたの日の「じゃじゅじょ」で、全部で3首考えたうちの1首。 自分の言いたいこと(暴言)だけ言ったら、こちらの言うことには一切耳を貸さず、Twitterではメッセージをブロックし、メール…

うたの日・お題「じゃじゅじょ」

ジャイアンとジュースをカフェで飲む女子もいるがぼくにはモテ期が来ない ジャイアンって、今はガキ大将だけど、成長するにつれてモテるようになる気がするのは私だけだろうか。 ジャイアンは、ものすごくピュアな心の持ち主だから。 のび太に対する態度もい…

今日の自由詠

殺したい人のおかげでプロ並みに近づいてきているみじん切り この人だけは一生許せないという人がいて、もしも私に大切な家族がいなければ、殺す方法を考えて実行しているかもしれないと思うくらいなんだけど、冷静に考えてそんな人を殺したせいで逮捕される…

うたの日・お題「慮」

人生は一度きりだし恋したら遠慮はせずに好きと伝える 初恋の男の子が小学5年生の終わりに突然転校してしまって、好きなのに好きだと伝えることができなかったのをすごく後悔して以来、私は、好きな人には自分の気持ちをちゃんと伝えてきた。 まあ、そのほと…

今日の自由詠

特売の材料だけで適当に作った料理みたいな短歌 私は、歌を詠むのがかなり早い方だと思う。たまに、連作に時間をかけることもあるけど、うたの日なんかは、たいてい、お題が発表されてすぐにパパッと詠む。その後、気に入らないところを何度か推敲することも…

うたの日・お題「アディダス」

オフサイドトラップなんてわからないから避けてきたadidasの服 子供の頃から運動が苦手で、体育は、ペーパーテストで毎回満点を取って何とか5段階で2という成績だった。これがテストの点が悪ければ、1だっただろう。 そんな運動音痴の私が、いくら普段着のカ…

今日の自由詠

信じれば素敵な場所へゆけるはず五百九十円の靴でも 今日、GUのセール品のコーナーで590円で売ってたバレエシューズ。履いてみたらぴったりだったので、買った。

うたの日・お題「医」

最高の理解者である主治医との別れはきっと私を泣かす 対人恐怖とパニック障害が急激に酷くなって、仕事はもちろん、買い物にもゆけなくなり、エレベーターや電車やバスにも乗れなくなり、それまでできていた掃除や洗濯などの家事もできなくなり、どんなお笑…

今日の自由詠

来世には猫でありたい腰痛が二足歩行の宿命ならば 私は小学校の5年生の春休みから腰椎椎間板ヘルニアを抱えているので、少し重いものを持ったりしただけですぐ腰を痛めるし、天気の悪い日や、生理前や生理中なんかもずっと腰が痛い。 腰痛は人間が二足歩行だ…

うたの日・「主」

泣きそうなご主人様に駆け寄って頬を舐めます飼い犬として ご近所に住むチワワとヨークシャーテリアのハーフの小型犬が、とても賢く優しい犬で、飼い主が泣き真似をするとダッシュで飼い主のもとに来て、膝に乗り、いつまでも頬をペロペロ舐める子だった。 …

今日の自由詠

大鍋で作る料理の美味しさを分かち合えなくても君がいい 昨夜は眠りが浅くて何度か目覚めて夢も見た。久々に、好きな人の夢。夢の中で、私は彼とボードゲームをしていて、何故か、彼は、私を下の名前で何度も呼び捨てにした。私たちは、出会った時から彼が一…

うたの日・お題「好きなバス停」

眠ってるメイをサツキがおんぶしてトトロに傘を貸す稲荷前 好きなバス停と言われても、地元のバス停はきっと詠み込んでもわからない人が多いだろうし、そんなに思い入れのあるバス停はないな……と思った時に、ふと、『となりのトトロ』のワンシーンが頭に浮か…

NHK短歌(平成三十年度)掲載歌

今日で『NHK短歌』の昨年度分の投稿の結果が全部出たのだが、昨年度は残念ながら入選はできなかった。でも、合計30首の歌を掲載していただけた。 東直子先生、真中朋久先生、松村由利子先生、栗木京子先生、1年間本当にありがとうございました。

『NHK短歌』5月号

『NHK短歌』5月号に私の歌を3首掲載していただいた。ありがとうございます。テーマ「鳥」・東直子選心だけ小学一年生のまま祖母が演じる舌切りすずめお題「旨・滋・妙」・真中朋久選受け継いだレシピ通りに作っても母の味とは微妙に違うテーマ「答」・栗木京子選…

今日の自由詠

風呂あがり足の親指の爪から漂っている獣の臭い 変な癖なのだが、私は、お風呂上がりに爪を切った後、足の親指の爪の臭いを嗅いでしまう。 甘く腐敗したような、自分の身体からこんな異臭がするなんて!とショックな臭いがするんだけど、どうしても、臭いを…

うたの日・お題「屋根」

屋根裏で猫とねずみが駆け回る古い家でも帰りたくなる 私の実家は、私が生まれる前から建っている木造の古い平屋で、屋根裏では毎晩のように猫がねずみを追いかけて走り回る音がドタバタと響いていた。 捕まえたねずみやすずめを猫が口にくわえて見せにくる…

今日の自由詠

しなやかで器用な君の指先を眠れぬ夜は思い浮かべる 私の好きな人は、とにかく美しい人なんだけれど、顔も美しいし、佇まいも美しいし、手もとても美しい。 私の手は赤ちゃんの手のようなプクプク感があるうえ、ピアノをやってたから指の関節も太くて、お世…

うたの日・お題「旨」

情熱を逢えない日々が育てますその旨ご了承願います 私の好きな人は、カラオケにゆくと必ず1曲目に歌う十八番の曲があったんだけど、今日の歌の上の句は、その曲の歌詞のいちばん強く印象に残る部分と、私の好きなMISIAの「it's just love 」という曲のサビ…

今日の自由詠

甘くない玉子焼き派の貴方とは共に暮らせるはずがなかった 仕事でお昼休憩が取れるシフトになったので、できるだけ昼休みの時間を有効的に使いたいのと節約のためにお弁当を持参するようになった。 彩りが良くなるのと好物でもあるので、卵1個で焼ける玉子焼…

うたの日・お題「投」

ふと投げた視線を君が受け取ったこの一瞬よ永遠となれ 視線を投げるという表現を初めて耳にしたのは、工藤静香ちゃんのヒット曲「MUGO・ん…色っぽい」だったと思う。作詞は中島みゆきさんのこの曲の歌詞の中で、最後の方に明日少し勇気を出して 視線投げてみ…

今日の自由詠

もし華奢ななで肩に生まれていたら自信のなさが伝わったのに 仕事の話なのだが、どうも、私は、昔から過大評価されやすい傾向にある。 本当は、いっぱいいっぱいなのに、そう思われておらず、販売をしていた時なんかは、売り場の責任者が対応しなければなら…

うたの日・お題「キャベツ」

欠点も魅力に変える要領でキャベツの芯を浅漬けにする 私はオードリー・ヘップバーンが大好きなんだけど、彼女は、コンプレックスの塊だったらしい。あの大きな目も高い鼻も大きい口も、細い身体も、すべて嫌いだったそうなのだ。でも、オードリーは、そのコ…