本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

西荻窪で晩ごはん

 銀座を後にして、向かったのは西荻窪西荻窪といえば、私の大好きな喫茶凸。回文友達で、彫金師で、画家で、最近は江戸切子の先生もしているという多才なあかさんこと赤川広幸さんの美味しい手料理が食べられる喫茶店のようなバーのような、すごく素敵なお店である。

 まず、頼んだのはこれ。


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先月から、凸の正式なメニューに採用してもらった、私の母の作るのとほとんど同じ味のする、レモンアイスコーヒー。アイスコーヒーにレモン?って思う人もいるかもしれないけど、とてもすっきりとして、普通のアイスコーヒーよりもシャキッと目の覚めるような味で、すごく美味しいから試してほしい。あかさんのレモンアイスコーヒーは、手作りのレモンシロップが入っている。


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 そして、チャーシューで何かおつまみを作ってとお願いして作ってもらったチャーシューの豆板醤炒め。あかさん手作りのすごく柔らかくてジューシーなチャーシューが、ピリ辛でさらに美味しくなった。


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 最近、あかさんはいろいろな果物でシロップを作るのに凝っていて、これは、桃のシロップの牛乳割り。桃の果肉がゴロゴロ入ってて、飲むデザートである。


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 今日のごはんは、あごだしのお蕎麦屋さんのチキンカレーきのこソテー添え。お蕎麦屋さんじゃないのに、お蕎麦屋さんで食べるような優しい和風のカレーも作れるあかさん。あかさんのカレーは、今まで7~8回は食べてる気がするけど、同じカレーを食べたことがないのが本当にすごいと思う。凸のメニューは基本的にあかさんの気分で日替わりで作るので、カレーも毎回、具やスパイスが変わるのだ。

 このカレーで特に素晴らしかったのが、きのこ。きのこをルーと一緒に煮込むのではなく、別にソテーしたことによって、きのこの旨味がガツンときて、きのこが好きな人にはたまらないカレーだった。私もカレーにきのこはよく入れるのだが、ソテーしたことはなかったので、真似させてもらおうと思った。


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 デザートは、あかさんの実家で収穫されたというデラウェアで作ったぶどうシロップをバニラアイスにかけてもらったもの。あんこの入っていない人形焼きも添えてくれた。

 あかさんのお料理が何を食べても美味しすぎて、ここのところ、他のお店で外食をすると、あー!あかさんのごはんが食べたい!!と思うことが多い。たぶんだけど、あかさんのご両親が宮崎出身ということもあって、基本的な家庭料理の味つけの好みが我が家と似ているのかもしれないと思う。

 しかも、凸は、値段の設定がとても良心的なのだ。これだけ飲み食いしてお腹いっぱいになって2600円。いちばん高いカレーでも900円。5人以上だと貸しきりでコース料理とドリンク2杯で3500円というめちゃめちゃお得な値段にしてくれる。

 あと、あかさんの話はいつも面白いし、空気の読み方が絶妙なので、とても居心地のよいお店なのだ。こんな素敵なお店を作ってくれたあかさんには、感謝しかない。本当に。