本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日の100人の短歌・第2グループ⑨ガイトさん

 ガイトさんは、彼が高校生の時からのフォロワーさんなのだけど、私は、ガイトさんの素直で飾らない真っ直ぐな作風がとても好きです。今日引かせていただくのは、そんな真っ直ぐさもありつつ、この発見はすごいな!と感激したお歌です。


前向きでいられない君気にするな向いてる方が前になるから/ガイトさん 2019年1月24日お題「前」

 「自分と未来は変えられるけれど、他人と過去は変えられない」という名言があるけれど、この主体も、おそらく、そういう考え方の人なのでしょう。落ち込んで前向きでいられないことを悩んでいる君を見ても、君のことを変えようなんて微塵も思っていません。それを励まして、そのままの君でいても、君が向いてる方が前になると伝えます。
 主体の言葉を聴いて、君は、どれだけ励まされたことでしょうか。
 人の短所と長所というのは表裏一体で、例えば、引っ込み思案な性格が短所のように思えても、それは、でしゃばることなく慎ましいという長所にも捉えることができて、同じ物事でもプラスに考えることができる人や、その周りにいる人は幸せになれます。
 この主体のような考え方は、多くの悩んでいる人を救うなあと思いました。