うたの日・お題「樹」
行かないで浦沢直樹作品と所有印だけ残したままで
私は、好きな人の影響を受けると、その人が愛する本や漫画を買って読むことにしているのだけど、少年漫画や青年漫画はほとんど読まない私が浦沢直樹さんの『20世紀少年』は全巻持っていて、これは、20代の時にお付き合いしていた恋人が読んでいるのを見て自分も大人買いしたのである。
ほぼ、新品同様の綺麗な状態で段ボール箱に入ってはいるのだが売ってしまう気にはなれないまま時が過ぎた。
もう、彼に対しては恋愛感情はないのだけど、とても強いメッセージ性のある作品で、私は、主人公のケンヂたちよりも、ともだちに感情移入できる部分も多く、ずっと手放せないのだ。
そういえば、今年の角川全国短歌大賞の題詠部門のお題も「木・樹」だなあと思いながら詠んだ。