本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

表現の自由と配慮

 私が短歌を作る時に頭にあるのは、手塚治虫さんが書かれた

漫画を描く上で、これだけは絶対に守らねばならぬ事がある。それは、基本的人権だ。

どんなに痛烈な、どぎつい問題を漫画で訴えても良いのだが基本的人権だけは断じて茶化しては為らない。

という文章だ。
 特に、人種や職業や宗教や病気や障害などで他人を差別して傷つけるような作品は絶対に作っちゃいけないと思っているし、そういう作品を作っている人に対しては抗議する。
 でも、そういう作品を作っている人に限ってそういう問題意識に欠けてるから、怒って、勝手に傷つく方が悪いとこちらを責めて開き直るから、さらに傷つけられてしまう。
 私も、自分の病気を揶揄するような酷い作品に傷つけられたけど、それを訴えたら逆ギレされただけだった。
 私もそんな傲慢な作者にならないように気をつけなければと思うし、もし、私がそんな作品を作ったことで傷つく人がいたら、丁重にお詫びしなきゃいけないと思っている。その人を傷つけるつもりはなかったとしても。