今日の自由詠
殺したい人はしぶとく生きそうだ ドナーカードの登録をする
私は神でも仏でもない人間だから、殺したいほど憎い人も何人かいて、でも、その人たちを殺すわけにもいかないし、他人の不幸の上に自分の幸福を築いている人というのは他人の痛みに鈍感で、自分がどれだけ相手を傷つけているかということに気づきもしないし、傷ついたことを訴えても鼻で笑って平気な顔で生きているような神経の図太い人たちだから、きっと、長生きしてずっと私を苦しめるのだと思う。
かといって、自殺しようとしても先日のように失敗したり、家族に迷惑をかけたりするので、少なくとも、ひとりでも家族がいるうちは実行には移せないこともわかった。
でも、せめて、何かで脳死状態となった時には、延命せずに、必要な人に使える臓器を提供できるだけしてほしいのでドナーカードの登録をせねばと思い続けて何年も経つ。自分の死に方は、できる限り、自分で決めたいし、40歳という節目でもあるし、実家に帰った時に母と話そうと思う。