回文スイッチ
作れない時は本当に作れなくなる回文だけど、時々、ふっと脳が回文脳になる瞬間があって、突然スイッチが入る。
今日がそれで、ウナパンのようにお題があるわけではないのに、なんか、回文がいろいろできた。ネットで検索したところ、たぶん、既出ではないと思う。
だんだん、山崩れ、胸痛い。眠れず、熊、病んだんだ。
だんだんやまくずれむねいたいねむれずくまやんだんだ
夜、泣く。
「蔑ろ、酷い!」
まる子、怒る。毎度、ヒロシがいなくなるよ。
よるなくないがしろひどいまるこおこるまいどひろしがいなくなるよ
「抱け!」
悪魔の肢体、抱いた。死の幕開けだ。
だけあくまのしたいだいたしのまくあけだ
磨かれ、私と弟、落とした割れ鏡。
みがかれわたしとおとうとおとしたわれかがみ
誤診かい?デカい内科で遺憾、死後。
ごしんかいでかいないかでいかんしご
短歌はどんな短歌でも自分の短歌は大切で気に入っているんだけど、回文はなかなか納得できるものはできない。だけど、今日のちびまる子ちゃん回文は、まる子の感情の起伏の激しさと父ヒロシのいい加減さが表現できているように思えて、よくできたと思う。