本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

触れられぬ君を心に描くとき風の少女になれる気がする

 今日はTwitterで #短詩の風 というタグをつけて詩歌をツイートするっていうお祭りをやってて、私も、いつまでも、私に対して意地の悪いことをし続けている好きな人に対して遠慮しないで、ツイートしたい時にはツイートしないと、後悔するのは自分だなと思って、今年は参加してみることにした。
 せっかくだから、お題を「風」にして詠もうと思って、回文短歌を作り始めたんだけど、これが難しいのなんのって。5つくらい、回文短歌になり損なったものができて、ボツにして、やっとできたのが

風なくて言おうとしたわキスしたし「好き?」私問う 置いてく何故か

というもの。最初はふりがなも書いてたけど、これ、ない方がたぶん面白いなと思って、消して、あと2首、風の歌を入れて、しれーっと紛れ込ませようと考えた。
 そして、作ったのが冒頭の歌で、もう1首は、若山牧水青春短歌大賞に出したけどボツにされた  

ゴーヤーをニガゴリと呼ぶ故郷の海が恋しい 風になりたい

というもの。
 後で訊いたら、けっこう、回文だとわかってていいねを押してくださった方がいて、嬉しかった。
 でも、まだまだ、普通の短歌と比べるとどうしても日本語にカタコト感があって不自然だから、自然な回文短歌が詠めるようになるにはどうしたらいいのか考えてゆかなくてはならない。