本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

父、張り切る その2

 私の実家にはパソコンがない。さらに、父は、ガラケーの電話の機能しか使えない。ATMでお金をおろす方法さえ知らないくらいで、私より機械に弱い。

 そんな父が、一生懸命、11月に私が帰省した時に母と3人で泊まる宿を探してくれているらしい。

 電話で確認しているのだろうか。

 11月は猪が美味しい頃だから私に食べさせたいと張り切ってるそうなのだ。

 ただ、父は、全く体臭などしないのに自分が臭いと思い込んでいるので、部屋でしか食事をとりたくないようなのだけど、猪のコースを出す宿は、離れで囲炉裏を囲んで食べるらしいんだよなあ……

 父が仕切りたがってるから、私も母も口は出さずに任せようと思うけれど、年金暮らしなんだし、あまり無理はしないでほしい。