うたの日･お題「令和」

令和には完結させて昭和からずっと読んでる『ガラスの仮面』

　令和という元号が発表されてすぐお題になるうたの日って、すごい場所だなあと改めて思った。
　よく『HUNTER×HUNTER』の読者が
「冨樫、仕事しろ！」
なんて言ってるのを目撃することがあるけれど、『ガラスの仮面』の読者の多くはまだまだ甘いと鼻で笑ってると思う。
　私が小学校の低学年くらいからご近所のおばちゃんが買ってた『花とゆめ』で連載中の『ガラスの仮面』を読ませてもらってたんだけど、その頃から現在に至るまでほとんど話が進んでないのだ。
　作者の長期休載を経て、もう発表した話の加筆修正があって、さらに休載は続き、あの頃から30年以上経ってもまだ待たされ続けている。
　私はまだ40歳だけど、その母親世代となると60～70代なわけで、作者もけっこう高齢なはずなので、元気なうちに無事に完結してほしいと心から願っている。
　作者の多田かおるさんが突然のご病気で亡くなった『イタズラなKISS』は未完のまま終わったんだけど、あのときのような哀しみはもう味わいたくないのだ。
　紅天女は、北島マヤと姫川亜弓のどちらになるのか、しっかり読者として見届けたいと思っている。