本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

再会を無事に果たした定期入れみたいに君も信じてみたい

 今朝、自宅を出る時に、昨日は最寄り駅の改札を出るまで持っていたはずの定期入れがないことに気付いて、まず、駅前の交番に行った。
 その間に時間が経過して、いつもの電車に乗る時間になったから、会社に遅刻の電話連絡をして、警察の回答を待ってたら、交番には届いてないとのことで、すぐ駅に。
 駅員さんに訊きに行かなきゃと思ったところで、知らない市内局番からの着信が。出てみると、最寄り駅の駅員さんで、
「貴女の定期入れの落とし物が届いてます」
「今、まさに、伺うところでした!」
と。すぐに、定期入れを受け取り、電車に飛び乗ったら、会社のデスクに着席できたのが始業3分前で、遅刻扱いにはならずに済んだのだった。
 昨日、駅前のスーパーで買い物をした時に落としたらしく、店員さんが届けてくれたのだそうだ。いい人がいるものだなあ。ありがたい。
 戻ってくると信じていれば、戻ってくるものなのかもしれない。落とし物も、人の心も。