今日の自由詠
全身が青い血になりそうなほど残念な人だったと気付く
たぶんだけど、私の好きな人が、私ひとりを避けるためだけに、行くと出演者に約束して予約していたイベントのチケットを直前になってキャンセルしたみたいなんだけど、馬鹿じゃないのかと思う。
仮に、これが私が主催してるイベントならキャンセルするのもわかる。私ひとりに迷惑をかけても、彼にとってはどうでもいいことだからだ。
でも、自分にとって大切な人のイベントを、私が来ることを知ったからといってキャンセルするというのは自分勝手すぎると思うし、イベントを開く人たちの当日までの準備にかけた時間も努力もわかってないと思うし、一度は行くと言って期待させて、本番まであともう少しという時に大事な用があるわけでもないのに、嫌いな人が客席にいるから行かないというのは、あまりに非常識なのではないか。チケットノルマのあったりするイベントなら特に迷惑になる。
私が三年間もずっと好きだった人は、こんなに器の小さい残念な人だったのかと思って、急激に冷めた。
たぶん、私が彼を好きになったのは、私が病気で正常な判断ができていなかったからなのかもしれないとさえ思った。
彼が私を避けるのは自由だけど、私は短歌を一生続けてゆこうと思っているので、彼が今後も短歌の世界と関わるつもりなら、いつかどこかで遭遇することなんていくらでもあると思う。今回は仕事で文フリには行けないけど、休みが取れた時は行くつもりだし。もし、どこかでバッタリ会ったら、彼は、ダッシュでその場から逃げ出すつもりなのだろうか。
平成の終わりと共に、私の片想いにも終止符が打てそうである。
でも、来月の『あみもの』は恋の歌を中心にしてるので、もう少し彼の歌は続くけど、たぶん、彼を愛おしいと思って彼の歌を詠むことは、もうないかもしれない。