本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日・お題「沢」

絶世の美女の沢口靖子でも結婚よりも仕事を選ぶ 


 自分が結婚できない理由を考えた時、よく頭に浮かぶのが沢口靖子さんで、彼女ほどの美人女優さんでもまだ嫁いでいないのだから、私なんかの需要がないのは当たり前だよなあと思うのだ。
 美人は三日で飽きるなんて最初に言い出したのは、美人に嫉妬したブスか、美人を妻にできなかったことを悔しがってる男ではなかろうかと私は思ってるんだけど、よほどのマニアックな人を除いて、男性は美人を好きに決まっている。
 何故、そう思うかといえば、私は歯科助手とか大学病院の救急受付とか医療現場で働く機会がけっこうあったのだが、どんなに顔や性格の悪い医師でも彼らの妻はほとんど女優さんのように華やかな美人だったからだ。男性が女性に求めるものが容姿なら、女性が男性に求めるものは経済力なのだな……というのがよくわかる夫妻が多かった。
 私のように何の取り柄もなく地味なブスは、結婚相手に求める条件なんかほとんどない。せいぜい、奨学金以外の借金がないとか、煙草を吸わないとか、お酒を飲んでも人格が変わらないとかくらいで、年収なんてふたりで働いてたまに外食ができるくらいあればいいし、容姿も清潔感があればいいし、すごくストライクゾーンは広いつもりなのである。
 だが、沢口靖子さん級の美女や、女優さんやモデルさんほどではなくても可愛い人たちが独身であるうちは、私のような最下層の者が嫁ぐのは諦めるしかないよなあ……と思う。物事には順番がある。