うたの日・お題「想」
両想いなんて無理ってわかってるWikipediaにも載る人だもの
私の好きな人は初めて出逢った時からただ者ではない人だったし、彼のことを知るたびに強く惹かれると同時に、私なんて釣り合わないからこうやって片想いできるだけでも充分なのだと思っていた。
彼は今の仕事に就いていなければ彼の専門分野の学問の学者になりたかったというほど賢い人なのだが、彼は、今年、その専門分野に関するテレビドラマに仕事で協力し、彼自身もクライマックスのシーンで3回も画面に映った。そのドラマのスタッフとして、彼の名は、Wikipediaに掲載された。
私の好きな人は、私にとって月なのだ。太陽よりは慎ましく控え目だけど、優しく清らかに輝いていてとても美しい。でも、どんなに好きでも遠すぎて手が届かない。それでも、ずっと見つめ続けたい、そんな人。