帰省の楽しみ

　宮崎は、本当に食べ物がなんでも美味しいから、久々に帰るのが楽しみなんだけど、さっき、母と電話していたら、母が今通ってる学校の近くにコンクールで世界一になったパティシエールさんのお店があるというので、調べたら、吉祥寺のアテスウェイで二番手のスーシェフを務めていたいう女性のお店だった！

　アテスウェイにいた人のケーキなら間違いなく美味しいと思う。値段を見たら、ひとつ500円くらいで、宮崎県民にはめっちゃ高級品だったけど、それでも行列ができるということは、よほど、美味しいケーキなのだろう。母に値段を伝えると絶句していたが、

「直美ちゃんが帰ってくるお祝いだから特別に食べようね」

と言ってくれて、嬉しかった。母は、コンビニのケーキですら贅沢だからと滅多に買わない人なのである。

　家賃だけは、実家の家賃を超えないようにしようとしてきた私だけど、食に関しては、両親よりもお金をかけてきた自覚があるので、反省しなければならない。500円のケーキは贅沢品だという感覚はずっと忘れないようにしなければいけないと思った。