本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

家族など作れないのに観てしまう「大草原の小さな家」を

 

 私は、3歳の時からずっと父との関係に悩んでいるので、「大草原の小さな家」のインガルス一家、特に、父・チャールズとヒロインの次女・ローラとの父娘関係が羨ましくて仕方なかった。テレビを観ながら、いつも、ローラの父さんとうちのお父さんと代わってほしいと思っていた。

 私はあまり物欲がないので、何かを集めるということがそんなにないのだけど、『デアゴスティーニ』で「大草原の小さな家」のDVDを販売してくれることになった時、即、購入した。毎月欠かさず。なので、今、我が家には、「大草原の小さな家」全71巻とシーズン1の前の旅立ちの巻の計72枚のDVDがある。

 ところが、いざ、全巻揃えてみると、最初の方だけ観てあとは観なくなってしまった。というのが、今日の歌にも詠んだように、「大草原の小さな家」を観ていると、私には自分の家族を作れてないし、今後も作ることはできないのだろうという絶望的な未来を思い知らされるようになってしまって、ひとりで観ることに耐えられなくなったからである。

 もし、「大草原の小さな家」を観たいという人が何名かいたらだけど、西荻窪の喫茶凸にはとても大きなテレビがついてるので、数ヶ月に1度ずつ鑑賞会を開くのもいいかもなあと思ったりしている。全部鑑賞し終わるのはかなり先だけど。