本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

偏食があまりに多いからだろう相手によって態度も違う

 

 アレルギーや宗教上の理由などを除いて、あまりにもたくさん嫌いな食べ物がある人は、人間的にもかなり偏っていると子供の頃から感じていて、身近なところでは、すごく偏食な父は、とても傲慢で友達もいないし、疑い深いし、転職するたびに会社でトラブルを起こして辞めるという非常に困った人だったのに対し、嫌いなものがほとんどない母は、どんな癖の強い人(いちばんは父)からも信頼されて、友達も多く、どんな職場に行っても人気者で、バランスの良い食は、身体だけでなく心も調えるのだなと思って育った。

 今思えば、小学校や中学校の頃に私をいじめていた子たちもすごく嫌いな食べ物が多くてわがままだった。

 そういえば、今、私を傷つけ苦しめたまま放置している人も嫌いなものが多い人だったなと気づいた。

 もっと早く、子供の頃からこういう人たちには苦しめられてきたことに気づいて警戒していれば、こんなことにはならなかったのかもしれないのに。最初に食事の席をセッティングした時点で、見抜くべきだったのだ。

 私がもっとしっかりしていて、隙がなければ、大切なものを次々と奪われることはなかったのかもしれない。