本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

帰省で得たもの

 11年ぶりの4泊5日の帰省が終わった。

 私の両親はどちらも末っ子だから、親戚はみんな両親より年老いているので、それぞれ病気を抱えて入院したり、施設に入ったりしてるんだけど、今回は、父の姉、母の兄嫁、母の姉の3人に会えたのがとてもよかったと思う。

 みんな、私の顔を見てすごく喜んでくれて、

「宮崎に帰ってくればいいっちゃが」

と言ってくれたり、もう40歳だというのにおこづかいをくれたり、今日会った母の姉は

「おばちゃんは何もあげるものがないから、おばちゃんが趣味で描いた水墨画をどれでもいいから持っていきなさい」

と、水墨画のファイルを見せてくれた。

 この伯母は、右半身が麻痺していて、利き手ではない左手のリハビリのために水墨画を始めたのだ。いっぱい素敵なのがあったのだけど、私がもらったのは、これ。

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 弟も甥っ子も酉年生まれなので、弟の家に飾ってもらおうと思ってこれにした。

 絵もなかなか特徴を捉えてて上手いと思うんだけど、利き手ではない左手でよくここまでの字が書けるなと思って、伯母の努力に感心したし、すごく苦労して時間をかけて描いただろうに、どれでも私にくれるという真心に感動した。

 今回の帰省では、自分がいかに家族や親戚に愛されていたのか実感できて、帰れて本当によかったと思った。

 これも、みんな、飛行機のチケットを手配してくれて、私の背中を強く押してくれた弟のおかげだ。

 一日も早く社会復帰して、私を大切にしてくれてる人たちみんなに恩返しをできるようにならなければと思った。