本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

ユニクロポール・スミスに見せている君が詐欺師じゃなくてよかった

 素敵な人が着ると、どんなに安い服でも上品でお洒落に見せてしまうし、逆に、変な人が高級な服を着て宝飾品で着飾ってても悪趣味に見えることがある。
 私の好きな人も、本人にはその自覚がないのだが、何を着てても爽やかで気品があって、
「今日のシャツ、すごく素敵でした」
「あれはユニクロです」
というような会話をしたことが何度かあり、そのたびに、ああ、この人を好きになってよかったな、と思った。ファッションにほとんど関心がないのに何でも着こなせるのって、その人自身が輝いていないとできないことだと思うから。
 たぶん、彼が詐欺師だったら、私、そうとう貢いでいただろうなと思う。