うたの日・お題「午後」
永遠に続く哀しみなどなくてタモリのいない午後にも慣れた
お題を見て、午後の紅茶を詠み込んだ短歌はきっとけっこう多いだろうと思い、以前、午後の紅茶の歌を詠んだこともあるし、再び詠むことはないなと思った。
お題の午後に必然性があることが大切だなと思ったので、これはもう賭けだったんだけど、今までも何度か詠んできたタモリさんの歌を新たに考えるしかないんじゃないか?という気がして、滑った時は滑った時だなと思い、出したのがこの歌である。
ぜんぜん評がつかないから、滑ったかなと思ってたら、首席で、しかも、改名してからは初の、2度目の秀歌になってて、とても感激した。
NHK短歌で氷川きよしさんの歌で入選できた時もだったけど、固有名詞、特に、有名人の名前を詠み込んで好評だった歌というのは、私本人の実力というよりは、その有名人の魅力のお陰であることの方が大きいと思っているので、今までも大好きだったタモリさんだけど、感謝してもしきれない。
いつか、タモリさんの歌だけで連作にしよう。