本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

コンビニと母を比べてしまうから可能な限り自炊している

 

 コンビニには、クーポンを使うためにゆくこともあるけど、食料品はほとんど買わない。

 特に、おにぎりとかサンドウィッチとかお弁当とか、何を食べても私には味つけが濃すぎて、しょっぱく感じてしまうのだ。これは、わりと、母の料理の味つけが薄味だったからだと思う。

 だから、学生時代からずっと、よほど疲れてたり、不調でなければ、なるべく自炊をして、母の味に近い料理を作って食べるようにしている。

 たぶん、そのおかげもあるのかもしれないけれど、大学の寮に入った時、同期の子たちが次々とホームシックになって泣いたりしていても、私はぜんぜん平気だった。夏休みが待てずにゴールデンウイークに帰省する子も何人もいた中、私は、寮に残っていた。

 おそらく、実家を離れた人がいちばん故郷が恋しくなるのは、お母さんの手料理が食べたくなる時なんじゃないのかなあと思うのだ。私は、実家にいた時から母と台所に立つのが習慣だったから、たいていのものは、母と似たような味つけで作るようになったので、家に帰りたいと思うこともなかったのかもしれない。

 それでも、帰省して母のごはんを食べると、やっぱり、母のごはんがいちばん美味しい!と思うのだけど。