本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

怒り

 ネタバレになるから書かないけど、ここ数日、あるデリケートなお題で詠まれた無神経な短歌を1首読んでしまって、非常に憤りを感じている。
 こんなお題を出す方も出す方だけど、この作者は、このお題の行為をする人たちがどんな痛みや苦しみを抱えているのかなんて想像できない人なのだろう。
 この人たちが、こういう他人の心を傷つけるような作品を発表するのはこれが初めてではないから、あの時に、何一つ学習しなかったというか、自分たちの作品のためならばそれによって傷つく読者がいても構わないし、それは自分たちの責任ではないという態度は、ずっと変わることがないものなのだろうな……と思って、再び落胆した。
 他人の不幸の上に自分たちの幸福を築いてゆくのがそんなに楽しいのだろうか。