本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

甥っ子はただひとりだけ 「おばさん」とあなたなんかに呼ばれたくない

 

 年齢も年齢なので自分で自分のことをおばさんと思ったり、子供たちに

「おばさん」

と呼ばれるのは抵抗はないのだが(子供たちは可愛いからそんな呼び方はされたことないけど)、成人に

「おばさん」

と呼ばれるのは腹が立つものなのだなと、今日わかった。

 私の母がロッテリアで働いていた頃、子供のお客さんが母のことを

「おばさん」

と呼んだら、後で、高校生のバイトの男の子が

「小島さんはおばさんじゃない!」

と言ってキレてくれたという話を聴いて、なんていい人なんだ!と思ったことがあったのを思い出した。

 確かに、当時、母はまだ30代だったし、子供を3人産んだとは思えないくらい若くて可愛くて、私と歩いていると

「姉妹?」

とよく訊かれた。そんな時、母は決まって

「私が妹よ」

と答えていたのだけど。