本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

カントリーロード」の響くこの街も見守るだろう君の初恋

 

 弟一家が、今年1歳になるひとり息子のために、公園が多いところに住みたいと言って、先日、東京23区内から、映画『耳をすませば』の舞台になっている街へ引っ越してきた。この街の駅の電車の発着メロディーは「カントリーロード」なのである。

 駅ビルの中の百貨店には、おむつ替えの台がいくつも並んでいたり、授乳室があったり、乳幼児が靴を脱いで遊べたり、絵本やおもちゃがあったり、ジュースの自動販売機もアンパンマンのキャラクターが勢揃いしてたりする子連れのファミリーのためのキッズスペースもあるし、駅の近所には大きな公園が3つもあり、川も流れて、緑もいっぱいで、子育てをするには最高だと思われる環境が整っていた。

 こんな素敵な街で甥っ子は成長してゆくのだなあと、子供のことを第一に考える弟夫婦のもとに生まれてこられたこの子は幸せだなあと思った。

 まだ先だけど、そのうちいいお友達もできるといいし、素敵な初恋もできるといい。子供というのは、本当に、希望しかない。