今日の自由詠
根性と向上心は褒められた素顔が鬼の優しい君に
私の好きな人は、私の作る回文にも短歌にも興味がなくて、はっきり
「ミオナさんの作るものは好みではない」
と言われたことがあるけど、唯一、
「でも、上手くなろうと努力しているところはいいと思う」
とフォローされたことがある。
辛いことがあったから、回文はもうぜんぜん作っていないけれど、なんとか短歌だけは辞めずに続けていられるのは、あの日、彼が褒めてくれた長所だけは失わないようにしなければと思ってきたことが大きい。
NHK短歌の全国大会に行った時に、短歌歴70年という方がいらして、こんな方もいらっしゃるのに、簡単にスランプだなんて口にしちゃいけないな、どんなことでも歌にしてゆくくらいでないと、と、強く思った。
私が短歌歴70年になるのは年齢的に無理だと思うけど、50年ならなんとかなるかもしれない。コツコツ、私らしく、いい歌を詠めるように頑張りたい。