うたの日・お題「花冷え」
花冷えのせいと言い訳できるからピンクのコートなんて着てみる
いやあ、難しいお題だった。私は、日頃、花冷えなんて言葉を使ったことがないからだ。
まず、花冷えという言葉の正確な意味を調べるところから始めて、花冷えという言葉に必然性のある歌を詠むにはどうしたらいいだろうとかなり悩んで、わりとすぐに歌を出すことの多い私にしては時間をかけた。
私は、ピンクが哀しいくらい似合わない。だから、ほとんどピンクの服や小物は持っていない。唯一、グレーがかったピンクの小花柄のシャツワンピースは持っているけれど。春らしい色なのにピンクが似合わないのは残念すぎる。ピンクの似合う女の子に生まれたい人生だったな……と思ったところから、この歌になった。
冬のコートは黒やグレーや紺など暗めの色のコートが多くなりがちだけど、スプリングコートはけっこうパステルカラーのものを見かける。いつもは着ないピンクを着ていても、花冷えの日なら許されそうな気がする。
でも、やっぱり、ピンクは買う勇気がなくて、ブルー系やグリーン系に手が伸びるのだけど。